1月26日、静岡県立袋井高等学校で、「選挙は推し活!?」をテーマに主権者教育の出前授業を実施しました。
高校1年生のみなさんが、政治や選挙を“まだ先のこと”ではなく、自分の価値観や選択とつながるものとして受け止めてくれたことを、とてもうれしく感じています。
アンケートでも、満足度98.8%、内容度97.6%、深化度98.8%、発展度97.6%と高い評価をいただき、「選挙に行きたいと思えた」「推し活を例にしてくれて分かりやすかった」「政治が少し身近に感じられた」といった声が寄せられました。
生徒のみなさんが率直に考え、対話し、自分の言葉で向き合ってくれたことに心から感謝しています。
あわせて、準備から当日までご尽力くださった先生方、袋井市選挙管理委員会のみなさまにも深く御礼申し上げます。
アンケート結果(概要)
授業後アンケートでは、満足度・内容度・深化度・発展度のいずれも非常に高い評価が見られました。
◎ 満足度(本日のプログラムは満足いただけましたか?)
→ 高評価 98.8%(満足 62.7%/やや満足 36.1%)
◎ 内容度(内容はわかりやすく興味の持てるものでしたか?)
→ 高評価 97.6%(そう思う 69.9%/やや思う 27.7%)
◎ 深化度(参加者や自分の考えを深めることができる内容でしたか?)
→ 高評価 98.8%(そう思う 63.9%/やや思う 34.9%)
◎ 発展度(これからのよのなかを考える上で、役に立ちましたか?)
→ 高評価 97.6%(そう思う 66.3%/やや思う 31.3%)
この結果からは、「わかりやすかった」「楽しかった」という入り口の評価だけでなく、自分の考えを深めることができたか、これからの社会を考える材料になったかという点まで含めて、学びが届いていたことがうかがえます。
高校1年生という、まだ選挙権を持たない段階だからこそ、「今はまだ関係ない」ではなく、「今から考えておく意味がある」と受け止めてもらえたことが印象的でした。
生徒の声から見えた学びの変化
アンケートの自由記述からは、主に次の4つの変化が見えてきました。
① 政治・選挙へのイメージが「遠いもの」から「身近なもの」へ
もっとも印象的だったのは、政治や選挙に対する堅いイメージがやわらぎ、「意外とわかりやすい」「自分にも関係がある」と感じられるようになったことです。
自由記述には、
- 「若者に分かりやすい推し活を例に説明してくれて分かりやすかった」
- 「楽しく政治を学べた」
- 「今まで政治は堅苦しいものだと思っていましたが、推し活のように捉えることで自分の興味や関心を持つことができるということを知ることができました」
といった感想が見られました。
② 将来の投票・政治参加への意欲が高まった
次に大きかったのは、「自分も選挙に行きたい」と感じた生徒が多かったことです。
自由記述には、
- 「今回の授業で選挙に行きたいと思えた。次の選挙が気になる。」
- 「選挙についての考えを深めることができました。選挙権を持ったら投票に行こうと思います。」
- 「2年後、18歳になったら自ら選挙に参加していきたいです。」
という声があり、投票を“未来の話”ではなく、自分がそのうち担う役割として捉え始めていることが伝わってきました。
③ ルールや制度を、自分を守る知識として受け取れた
今回の授業では、選挙運動のルールや報酬の可否など、具体的な制度にも触れました。
それに対して生徒からは、
- 「今まで知らなかった選挙のルールを学んだり、投票する候補者の選び方についてヒントを得たりすることができたと感じました。」
- 「選挙についての法律について知ることができたので、これから選挙に関わっていくにあたって気をつけていきたいです。」
- 「ネットの声を使ったグループディスカッションもあったことで、より政治に対する批判的思考や、信仰の危険性をわかりやすく学ぶことができてよかった。」
といった声が寄せられました。
知識を覚えるだけではなく、迷ったときに考え、立ち止まり、自分を守るために使うものとして理解されていたことがうかがえます。
④ 他者との違いを通して、自分の考えを見つめる学びになった
候補者を選ぶワークや意見交換の時間は、自分と他者の価値観の違いに気づく機会にもなっていました。
実際に、
- 「実際に自分たちが選挙する立場を味わったことで、周りの人との意見の違いを感じ、人によっての捉え方、価値観など殆どが異なるため、他者に意見を押し付けてはいけないと改めて感じた。」
- 「選挙権がない私たちにとって、誰に投票するかというシュミレーションがとても新鮮でした。」
という感想がありました。
一方で、「話し合いの時間が少なかった」という声もあり、もっと対話を深めたいという意欲が生まれていたことも印象的です。
地域にも広がった学び
今回の授業の様子は、2026年1月27日付の静岡新聞でも紹介されました。
記事では、袋井市選挙管理委員会による出前授業の中で、生徒たちが選挙の仕組みやルールへの理解を深めたこと、また、授業を通して「18歳になったら投票したい」といった声が出ていたことが伝えられています。
学校の中での学びが、地域に開かれた実践としても受け止められたことをうれしく感じています。
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