「これからの、よのなかの話をしよう!」主権者教育講座レポート - 愛媛県立今治南高等学校編

1月13日、愛媛県立今治南高等学校で高校3年生を対象に、「これからの、よのなかの話をしよう!」と題した主権者教育講座を実施しました。

今回の授業にあたり、ご調整・ご協力をいただいた先生方、そして最後まで真剣に参加してくれた生徒の皆さんに、心より感謝申し上げます。

授業では、18歳成人や18歳選挙権を入口に、社会の仕組みやルールを「知って終わるもの」ではなく、自分を守り、社会に関わるために使うものとして考えました。

よのなか性格診断や、選挙運動のルールを身近な事例から考えるワークを通して、生徒一人ひとりが自分の価値観や判断と社会とのつながりを見つめる時間になったと感じています。

「政治は難しいと思っていたけれど、おもしろく学べた」「選挙に行こうと思った」という声もあり、とても嬉しく受け止めました。


卒業を控えたこの時期に、社会を自分ごととして考えるきっかけを一緒につくれたことを、ありがたく思っています。

本当にありがとうございました。


アンケート結果(概要)

授業後アンケートでは、満足度・理解度・深化度・発展度のいずれも非常に高い評価が見られました。 

観点評価(主な結果)

◎ 満足度(本日のプログラムは満足いただけましたか?)
→ 高評価 99.3%(満足 71.4%/やや満足 27.9%)

◎ 内容度(内容はわかりやすく興味の持てるものでしたか?)
→ 高評価 97.9%(そう思う 72.1%/やや思う 25.9%)

◎ 深化度(参加者や自分の考えを深めることができる内容でしたか?)
→ 高評価 98.6%(そう思う 66.7%/やや思う 32.0%)

◎ 発展度(これからのよのなかを考える上で、役に立ちましたか?)
→ 高評価 98.6%(そう思う 74.1%/やや思う 24.5%)

この結果からは、「楽しかった」「わかりやすかった」という表面的な評価にとどまらず、自分の考えを深めることや、これからの社会を考える材料として役立ったことまで含めて、学びが届いていたことがうかがえます。 

特に高校3年生という時期において、卒業後の社会参加や投票行動を見据えた内容として、実感を持って受け止めてもらえたことが伝わってきます。


生徒の声から見えた学びの変化

アンケートの自由記述からは、主に次の4つの変化が見られました。

① 政治・選挙へのイメージが「遠いもの」から「おもしろい・関係あるもの」へ

もっとも多く見られたのは、政治への苦手意識や無関心がやわらぎ、「おもしろい」「自分にも関係がある」と感じられるようになったという声でした。

また、「政治への苦手意識や無関心が、講座を通じてポジティブなものに変化した」という傾向も出ています。

実際に、

  • 「私は政治に関してあまり興味がありませんでした。でも、おもしろく興味をひかれました」
  • 「おもしろい講座ですごく興味がわかったです」
  • 「興味のない政治について学ぶことができました」

といった感想が見られ、入り口の工夫が学びのハードルを下げていることが伝わってきます。


② 将来の投票・社会参加への意欲が高まった

次に印象的だったのは、「選挙に行こうと思った」という具体的な行動意欲です。

自由記述には、

  • 「18才なので積極的に選挙に行こうと思いました」
  • 「18歳に達した際は、日本の未来を託せると思う人材に1票を投じたい」
  • 「投票は自分に関係ないと思わず、投票にいこうと思います」

といった声があり、投票を“そのうちの話”ではなく、自分自身が担う役割として受け止め始めている様子がうかがえました。


③ ルールや制度を、生活に引きつけて理解できた

今回の授業では、18歳成人に伴う権利や責任、SNSを用いた選挙運動の可否、報酬を受け取る選挙運動の扱いなど、具体的なルールや制度を扱いました。

生徒からは、

  • 「選挙に関するルールで知らなかったことを知れてよかった」
  • 「選挙運動をメールではなくLINEやDMではしてもよいことに初めて気づいた」
  • 「お金を受けとる選挙活動はしないように気をつけようと思いました」

といった声があり、知識を“試験のため”ではなく、自分を守る判断材料として受け取っていることが伝わりました。


④ 自分の考えや他者との違いを通して、社会を考える学びになった

性格診断や話し合いの形式も、生徒にとって学びやすさにつながっていました。

実際に、

  • 「性格診断が楽しかったです」
  • 「他者と比べて考え方が真逆で楽しく学ぶことができた」
  • 「プリントでの活動で自分の政治の考え方を知ることができてよかった」

といった声があり、正解を覚える授業ではなく、自分と他者の違いを知りながら考える授業として機能していたことが読み取れます。


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