「“選挙に行こう”で終わらせない」これからの主権者教育を考える講座レポート

先日、鹿児島県で「これからの、主権者教育の話をしよう!」というテーマで、主権者教育・シティズンシップ教育についてお話しする機会をいただきました。


今回のテーマは、“選挙に行こう”で終わらせない主権者教育。

もちろん、選挙に行くことは大切です。

一方で、主権者教育が「選挙に行こう!」という呼びかけだけで終わってしまうと、少しもったいないなと思っています。


なぜ選挙に行くのか。

そもそも政治とは何なのか。

社会のルールは誰が決めているのか。

自分の意見は、本当に社会につながっているのか。


そんな問いを、参加された皆さんと一緒に考える時間になりました。


僕が大切にしたいのは、政治や選挙を“遠い世界の話”として学ぶことではなく、自分たちの暮らしや日々の選択とつながるものとして考えること。

「選挙に行こう!」ではなく、「選挙に行こう?」と問い直してみる。

たったひとつ、記号が変わるだけですが、そこから見える景色はずいぶん変わる気がしています。


今回の講座では、若者は本当に政治や社会に無関心なのか、という話もしました。


僕は、必ずしもそうではないと思っています。

社会のために役立ちたい。

責任ある社会の一員でありたい。

そう思っている若者はたくさんいます。


一方で、「自分が関わってもどうせ変わらない」と感じている人も少なくありません。

だからこそ、必要なのは、正しい知識を一方的に伝えることだけではなく、「自分の意見には意味がある」「社会は自分たちでつくることができる」と感じられる経験なのだと思います。


そのためには、安心して話せる場が必要です。 

違う意見を否定されないこと。

うまく言えなくても待ってもらえること。

「なるほど」と受け止めてもらえること。

「どうしてそう思ったの?」と問い合えること。

そういう小さな経験の積み重ねが、社会に関わる力を育てていくのだと思います。


今回、鹿児島でこのような機会をいただけたこと、本当にありがたく思っています。

準備してくださった皆さん、当日参加してくださった皆さん、そして一緒に考えてくださった皆さんに、心から感謝しています。


主権者教育は、投票日のためだけの学びではありません。

日々の暮らしの中で、自分の考えを持ち、誰かと対話し、よりよい社会を考え続けるための学びです。

こども・若者を「教えられる存在」だけにしないこと。

一人ひとりの声に意味があると、本気で信じること。

そして、その声が社会につながっていく場をつくること。

まだまだできることはたくさんあります。


今回の出会いと学びを大切にしながら、これからも、こども・若者が“よのなか”と出会い、自分たちの手で未来をつくっていけるような学びの場を、少しずつ広げていきたいと思います。

鹿児島の皆さん、本当にありがとうございました。


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